朝靄
ずうっと壁打ちをしている感じが空しくなり、朝から急に去来したしんどさに頭を抱えている。美味いものでも食べに行ったら治るだろうか。
私たちには圧倒的な気晴らしが必要で、それはある日の報われや楽しかった休日や少しだけ頑張れた平日の積み重ねだと思うのだけれど、欠けたものの埋まらなさを強く感じている。楽しい日もあるんだけども。
てめえでてめえの機嫌を取るのは当たり前、適当に溜まった膿を出して流してそれが排水溝でぐるぐる流れていく。それを繰り返す。大人になってからの生きるはそんな感じだと勝手に考えている。
書くことで落ち着くなら書こう、KIMOCHIを纏めることを怠惰に流されるのをやめよう、ちょっと疲れている時の静かな瞬間にハッと現れるお前こと虚無を殺すための算段を。誰も触れずともここは俺の城。城を守るのは王様。セルフ守衛。てめえの機嫌はてめえで取るのが現代のライフハックっぽい。ライフ八苦。
とりあえず顔でも洗ってさっぱりする。窓を開けたら秋虫の声がすごい。